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絵の話とか

カテゴリー「読書」の記事一覧
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『パラダイス・ロスト』読みました。
『ジョーカー・ゲーム』のハードカバーが出たときに、「早く文庫本で出ないかな」と思ってたのが、もう三作目が文庫になったんですね、早いですね。
おもしろかったですが、少し大味になった…?
D機関のスパイたちの能力が、何度も同じ説明なのでちょっと飽きるというか、もっと他の描写があるといいかもと思いました。これだけ異能の者たちなのに、人間臭いんだなあとも思いました。
あと、結城中佐がもっと出てくるといいのにと思いました。
映画化決定だそうで、どんな風になるんでしょうね。

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前野ウルド浩太郎著『孤独なバッタが群れるとき サバクトビバッタの相変異と大発生』読了。おもしろかった!!
「はじめに」の一段落目ですぐガツンと心わ しづかみされた!ここの部分は確かblogで同様の文を読んだことあったと思うけど、やはり何度読んでもインパクト大だ。

サバクトビバッタの謎、疑問を見つけて、その解決方法を考え、実行し、得られた結果を考察し、また新たに出てきた謎を解くために仮説を立て実験し、という サイクルがとても気持ちいい。疑問に「へぇ!」となり、それを解決するための方法を考えるところで「へぇ!」となり、結果でまた「へぇ!」となって、考察で「へぇ!」となって、それが回転していって気持ちいい。本ではさらっと「数を数えた」とか「サイズをはかった」って書いてあるけど、その労力たるや凄い。

また、文章がおもしろい。誰かの感想で「テキストサイトっぽい」っての見たけど、なんとなくわかる。研究のことが書いてある本で、そこはちゃんとしてるんだけど、お堅い感じじゃなくて、私生活なんかについても書いてあったりして、それがまたおもしろい。
大好きな文があって、引用させてもらうと、「研究者になれるかどうかわからないんだし、どうせなら、やりたいことをやって笑顔で路頭に迷おうと開き直った。」この文を読んで、すごく勇気が湧いてきた。
第九章とあとがきも素敵だ。勇気が湧いてくる。モーリタニアでの話がもっともっと読みたいので、本がたくさん売れて、第二弾とかでフィールド編、的な本が出版されるといいなぁと思っています。308ページがとっても素敵なので、実際に読んでほしいなあと思いました。とか言って、既に話題だし私が売れるといいなぁとか言うそういうあれじゃないですね。
あと、あれがここにつながるのか!的なあれがあった。

イラスト、弟さんの前野拓郎さんが描いているのだけど、シンプルでスタイリッシュでとてもよい。幼虫が特に可愛くて好き。

ということで、とてもおもしろかったのでおすすめです!!

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さわ
自己紹介:
絵と漫画と推理小説とSFとゲームとスポーツ観戦とセーラー服が好きです。
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